光と風を感じながら、自然のやさしさに包まれる、木と漆喰の住まい
「新居なのに、住み始めてすぐに何だか落ち着くなって感じました」と笑う奥さま。
夫妻と1歳7ヶ月になる長男の3人が暮らすT邸は、シンプルな中にもぬくもりが感じられる上質な素材に囲まれている。
宮本工務店 漆喰の家
漆喰の壁と無垢の床。
オーク系の素材で統一された造作家具や建具。
多くの時間を過ごす1階は、玄関から壁の小窓を通ってキッチンまでの爽やかな風が通り抜けていく。
「何となく落ち着くのは、自分たちの好きな雰囲気をつくってもらったからでしょうか。」
光と風に満ちたT邸では、時間もゆっくりと流れているようだ。
完成してまだ1ヶ月半というT邸は、静岡市街を一望できる高台に建っている。
山側斜面には茶畑が広がり、遠くから鳥の鳴き声も聞こえてくる自然豊かな環境が気に入り、この土地に決めたそうだ。それまでの住まいは、ここから車で5分のアパート。
宮本工務店にもほど近く、Tさん夫妻が飛び込みで話を聞いてもらったのがきっかけだった。
「もともと雑誌で見ていて、雰囲気のいい家をつくる会社さんという印象でした。
その後、既に住んでいらっしゃるお宅を何軒か見学させてもらって、壁や建具の細かなところまできれいに仕上げていることに感動しました」と奥さま。
山田社長自らが担当となって進めてくれるため、対応の素早さも魅力的だった。
例えば、Tさん夫妻が最も悩んだリビング階段。
冬の暖房効率が気になるため、オープンスタイルにするか決めかねていたところ、階段を上がった2階入り口にドアの設置を提案してくれた。
完成した階段は木とアイアンの絶妙なバランスに、ドライフラワーの彩りを添えている。
「家の中で一番お気に入りの場所になりました。」
さらに、キッチンやカウンターデスクなど使う人の立場に合わせた造作も、密度の濃い対話から生まれたもの。
身長に合わせた収納の高さや、野菜庫やゴミ箱入れの設置。
自分たちの生活スタイルに合わせてつくり込んでもらった。
秋に誕生する予定の第2子と家族4人の新しい暮らしを、この家で笑顔とともに紡いでいくことだろう。